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2021年度 静岡県立大学集中講義「総合的な学習・探求の時間の教育・指導法」のために

2021年11月21日

 本年度(2021)より、非常勤講師として、静岡県立大学の教員免許状取得のための必修科目「総合的な学習の時間の指導法」「総合学習の指導法」を担当することになりました。9月21日、22日、28日、29日の4日間での集中講義ですが、受講者は食品栄養学部、国際関係学部、経営情報学部の3年次生と大学院生(薬食生命総合学府、国際関係研究科)をあわせて30名、取得科目は理科、英語、国語、数学、情報、栄養と多彩です。他方で、高等学校では2022年度(改訂された学習指導要領の全面実施)より、科目名が「総合的な学習の時間」から「総合的な探求の時間」に変わります。学生の専攻と免許取得科目の多彩さに加えて、学習から探求へと学びの質の変化を積極的に位置付けて、学習と活動の多彩な探求のプランを準備しました。 
 ところが、講義開始一か月前の8月20日に、コロナ感染症の急激な拡大によって静岡県は緊急事態宣言都市の対象になりました。その結果、静岡県立大学での講義は全てオンラインによるオンデマンドかzoom活用になりました。私は準備していたリアルな教室でのグループ活動中心の授業構想を全て白紙にして、zoomの機能を最大限に活かす方法に切り替え、その具体像を受講生と共に模索するという道を選択しました。
 そして、全国各地(国外も含めて)の友人のサポートを求めながら、だれもが自分の部屋からアプローチ可能な情報と学習のツールとして、講義開始直前の9月18日に、UMAI Education Research Laboratories(馬居教育調査研究所 略称UER-Labos)の「調査研究の部屋」の「学校と教師の可能性を求めて」の「生活科・総合的学習の原点から問い直すの中に本サイトを開設しました。
 その意味で、本サイトは、受講生との協働によるzoomを活用しての教職専門科目「総合的な学習・探求の教育法」という演劇の創作過程で必要となったアクター、舞台、小道具、大道具が書き込まれたシナリオとしての役割を果たすことになりました。その結果、本サイトには、学習者としての役割を演じながら、新たな学びの舞台の創作のパートナーとしての役を担ってくれた受講者30名の皆さんのとの協働作業の過程が記録されています。特にその結晶(新たな舞台の台本)として、多彩な専攻と取得科目による”学習”を駆使し、8種のグループに分かれて”探求”した研究課題のレポート(PowerPointのPDF版)をサイト末尾に公開しました。本サイトが志向する総合的な学習・探求の教育方法の成果(学習と探求のモデル)として読み取っていただけることを期待しています。
 本サイトの冒頭の「あんない」に「更新しました」と記した理由です。

 先に確認しましたが、総合的な学習と探求の時間の教育法は、教員免許取得の必修科目になりました。その意味で、教科と科目の枠を超えて、また、教師と保護者の境も超えて、今と未来を担う子どもたちの学びと探求に関心をもつすべての人たちに、下記のサイト名をクリックして、訪問していただけることを願っています。  
 2,021年度静岡県立大学集中講義「総合的な学習・探求の時間」教育・指導法のために

 

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