２０２２年３月９日　１％以下の差で誕生した大統領がもたらす日本の未来を問う

１．日本経済新聞【経済教室】韓国大統領選と日韓関係（上・中・下）と
　　　　　　　　　　　　　　米国政策アナリストに学ぶ
◆（上〉国の関与 重要な要素に：【経済教室】韓国大統領選と日韓関係
　　　　　木村 幹・神戸大学教授　22年3月23日35面(水)
◆（中〉鍵握る雇用拡大、前途多難：【経済教室】韓国大統領選と日韓関係　
　　　　　深川由起子・早稲田大学教授　22年3月24日34面(木)
◆（下〉改善の好機 相互信頼醸成を：【経済教室】韓国大統領選と日韓関係
　　　　　陳 昌洙・世宗研究所日本研究センター長　22年3月25日35面(金)
★【Asiaを読む】韓国、北の非核化で米と足並み：
　　　米ランド研究所政策アナリスト スー・キム氏　22年3月26日9面(土)
　　　　軍事的緊張の高まりも：編集委員　峯岸博　22年3月26日9面(土)　

２．峰岸博氏の韓国Watchに学ぶ（日本経済新聞　編集委員兼論説委員
　　　　　　　　　　　　　　　　　　15～18年3月までソウル支局長）
★ 韓国、｢日本超え｣は本物か　統計上の逆転と舞台裏 日経電子版  22年２月12日
★ 日米韓に5月首脳会談構想　尹錫悦氏の3カ月が握る命運 日経電子版22年3月11日
★ 韓国次期大統領・尹錫悦氏が「政治報復」に転じる日 日経電子版22年3

３．少しの解説として
◆（上）では、
・韓国の反日、日本の嫌韓は共に鏡にうつる自己像（歪み≒愚かな願望）であること。
・政権交代の分岐点に、日本との関係を問う日本の政界世論の愚かさの読み取りを
・日韓双方の政治と世論に共有される、自他の差異の差別化願望に潜在する浅薄な驕りの省察を
◆（中）では、
・アイデンティティと化した日本批判の視座が自国経済の現実理解を妨げることを。
・韓国経済の問題点は、かつて周回遅れの日本経済の問題として理解できたが・・・
・現在の韓国経済の大きさと両国の政治と世論の相互理解の固定化の相乗効果により、両国の経済の今と未来の構造上の危うさの相似形に対峙する謙虚さの発揮を妨げる政界と世論の愚かさの読み取りを。
◆（下）では、
・自らの国と民への分断を余儀なくさせる韓国知日派とされる知識層の論理構造の辛さの読み取りを
・日本の経済人に最も読まれる日刊紙朝刊において、韓国の知日派の代表として日本語で綴る論理の構造を学ぶテキストとしての読み取りを。
・韓国世論の日本批判の根深さへの理解を求める心情を潜在させながら、上から目線の論理を展開する論考に分け入って、著者の側に立って理解する知性と情感と意思を培う・・・テキストに。
◆（上）（中）（下）に共通する視座として、
★自己の政治的願望を上乗せした他者理解の延長こそ、最大の反政治的センスであることの覚知を★

【Asiaを読む】と「２．峰岸博氏の韓国Watchに学ぶ」では
・ロシアによるウクライナ侵攻とリンクする北朝鮮の核とミサイル、中国の位置取りよって、韓国の重要性が増すことに伴う日本への要望の拡大を示唆する。
・この視点の具体像を、峰岸博氏の「韓国Watch」から読み取ってほしい。

2022年4月3日