ここは馬居政幸が担当する平成30(2018)年度静岡大学免許状更新講習「新学習指導要領の特性と実践化の課題と可能性」(選択必修)の案内のためのサイトです。
2015年3月に静岡大学を退職しましたが、その後、UER-Laboを設立し、複数のプロジェクトによる調査研究、その結果の複数の学会での発表、新著の執筆・制作・出版、報告書の作成、八洲学園大学での講義などに従事してきました。このたび、その成果をふまえて静岡大学による免許状更新講習で「新学習指導要領の特性と実践化の課題と可能性」をテーマにした講義を担当させていただくことになりました。退職後3年を経ての講義ですが、しっかり準備してまいりますのでよろしくお願いいたします。
その1回目の案内として、シラバスと参考文献・資料となる拙稿のPDF版を紹介します。ダウンロードして学習教材としてご使用ください。※(ダウンロードの仕方については末尾に記載します)
4.未来社会につなぐ! 現代社会の課題と社会科授業デザイン(連載1~12)
「1」は私が担当する講義のシラバスです。すでにお手元にあるかもしれませんが、参考のためPDF版をダウロードができるようにします。
「2」は公益財団法人中央教育研究所(谷川彰英理事長)の研究プロジェクトとして、2017年6月に、2年間の共同研究の報告書として公刊したものです。Ⅳ部9章の構成ですが、章別にPDFにして本研究所UER-Laboの「アーカイブ・提言」に保存してあります。http://www.uer-labo.jp/category/surveyProposal/sp02私は全体構成と「第2章 人口減少と学校教育」を担当しました。ここではクリックしていただくとすべての章が一括してダウンロードされます。第2章(必修)と関心のある章(いくつでも)を選んで読んでください。なお、第2章の末尾の節で、人口減少時代の学校教育の課題と結ぶ観点から新学習指導要領の特性を論じています。疑問、質問、異論、反論を期待します。
「3」は日本子ども社会学会紀要『子ども社会研究』編集部の要請で執筆し、第23号(2017年6月 内外出版)に掲載された拙稿です。新しい小学校学習指導要領に書き込まれた「幼児教育の10の姿」に注目し、日本の学校教育の開始が3歳児教育であることの意義と課題に結ぶ論点の提示を試みました。「2」と連動する論考として読んでいただけることを期待します。
「4」は明治図書の月刊誌『社会科教育』2016年4月号から2017年3月号まで毎月連載した拙稿(最終校正版)です。月刊誌の「表紙裏1頁に図表」「本文最初の1頁に解説文」との見開き2頁構成で、表題の観点から今と未来を生きる子どもたちが求める「学び、習い、教え、育むための材」を1年間探し求める記録の予定で連載を始めました。ところが、連載開始とともに、連載期間と学習指導要領改訂過程が重なることに気が付きました。加えて、連載の編集責任者から無藤隆先生への聞き取りによる学習指導要領改訂の解説本の制作を依頼されました。その結果、連載誌である社会科教育の枠を超えて、学習指導要領の改訂が目指す学校教育の未来(改変)の姿を模索する連載になりました。そのため、シラバスで紹介した『無藤隆が徹底解説 学習指導要領改訂のキーワード』(馬居政幸・角替弘規制作 2017年2月 明治図書)とともに、シラバスの講義名の基礎になる拙稿です。図表1頁と本文1頁で12回、24頁のエッセイ集ですので、図表の読み取りと新学習指導要領の理解のために活用してください。
「5」と「6」は金子書房の月刊誌『児童心理」に掲載された拙稿です。「5」は2016年12月号、「6」は2017年12月号臨時増刊「子ども問題70年」です。「5」は国内単行本発行部数3億2千万部以上(日本1)の『ONE PIEC』、「6」は視聴率40%以上の『ウルトラQ』に、今と未来を生きる子どもたちが選択する世界の課題と可能性を問い直す作業の記録です。「4」が学校と教師の世界の中に社会を開くために研究者の目からの試行錯誤とすれば、「5」と「6」は社会の中に学校を開くための課題を子どもたちの目を通して追い求める試みです。ちなみに。「5」脱稿直後に「4」の連載12を執筆しましたが、学習指導要領改訂の理解に挑みながらの連載最終回を「社会科・新学習指導要領が志向する資質・能力のモデルは『ONE PIEC』に」とのテーマで結びました。
以上の6種が、私が担当する「新学習指導要領の特性と実践化の課題と可能性」のために参考にしていただきたい拙稿です。講義は7月29日ですので、準備期と学期末が重なり時間に余裕がなくなると思います。早めにダウンロードして興味のある表題から読み進めてください。その過程で、もし質問や疑問、あるいは異論や反論がありましたら、遠慮なくUER-Laboの末尾に設置した”Contact Us”を活用してください。http://www.uer-labo.jp/contactForm
なお、2回目の案内を7月初旬に行います。1回目の案内は講義の基礎となる紹介ですが、2回目は講義時に直接使用するレジュメや資料の提供になります。また、必要に応じて受講希望者への情報提供をこのサイトによって行います。UER-Laboの「お知らせ」のチェックをかかさないでください。
最後にお詫びがあります。シラバスのテキストの欄の冒頭に紹介した『人口減少時代の家族・学校・地域・社会~生涯にわたる学びと教えの新たな可能性を求めて~』(馬居政幸・角替弘規共編著 NSK出版)の脱稿が遅れ、出版を7月初旬にせざるをえなくなりました。講義時の中心テキストにもかかわらず、お届けするのが遅くなり本当に申し訳ありません。まずは、今回案内しました6種の拙稿を眺めることから準備を初めてください。
※拙稿のダウンロードは次の手順でお願いします。
➀ダウンロードする拙稿の名称の上にマウスを合わせて右クリックをしてください。
②右クリックで提示された選択肢から「対象をファイルに保存」を左クリックしてください。
③ファイル名を確認して、デスクトップにダウンロードしてください。
★ⅰ)軽い文書のPDF版であれば、拙稿の名称の上にマウスをあわせて左クリックすることで直接開くことができます。しかし、本サイトで提供する拙稿のPDF版はかなり重いため時間がかかります。そのため、申し訳ありませんが、上記の手順でデスクトップ上にダウンロードしてから開いてください。
★ⅱ)上述しましたように、今回提供します拙稿PDF版の重さから、スマートホンで開いて読むことは難しいです。申し訳ありませんが、PCによって、ⅰ)の手順でダウンロードしていただいたPDF版をスマートホンに保存して読んでください。この作業をすることが難しいようでしたら、本研究所UER-Laboの末尾に用意しました”Contact Us” http://www.uer-labo.jp/contactForm でご希望の拙稿をおしらせください。スマホの条件に即して案内いたします。
2018年5月31日